カタログや冊子のページ組みを行い、製本する際に本として成立させる為に製版で面付け作業をおこないます。データ制作の際にはページは見開き状態で作成されておりますが、この状態では本にはなりません。印刷後、折り加工時に順々に折ることでノンブル(ページ)順に本がよめる状態になります。面付けは紙質や厚みによっても変化します。4P折り、8P折り、16P折りとカタログのページ数によって面付け作業も様々となります。
印刷物をルーペなどで見ると小さな点の集合がみえます。印刷物は点の集合で文字や写真などを形成し、点そのものを網点と表現します。カラー印刷の際はCMYKの4つの網点が互いに掛け合わさり、鮮やかな色表現をおこないます。また網点にはCMYKそれぞれ4つの角度があり、C15 M75 Y90 K45と設定をおこないお互いがうまく絡みあい印刷物として表現されます。
製版ではこの網点をうまく表現して特に写真の色調管理など色調コントロールをおこなっています。
上記で紹介しました網点が互いに干渉し、写真がきれいに表現されない事があります。この現象を製版・印刷の世界ではモアレと呼んでいます。柄の細いストライプのシャツやクーラーの室外機などはよくモアレのでやすい写真となります。製版の画像処理技術でモアレを解消いたします。